普通ってなんだろう
30代主婦。
趣味もないしスキルもない
資格は運転免許のみ。
母親でもない
キャリアもない。
平凡で極々普通の主婦
そんな私はここまで普通という見えないナニカに追われてきた
普通なんて嫌だ
10代。
団体生活が始まった
物心がついた頃から感じた
整列して
全員で同じことを繰り返す
少しでも劣っていたり周囲と違うことがあったら欠点とみなされる。
なるべく目立たない様に
同調性を大事に
いかに普通であるか?
試されている気がした時代
私は普通が嫌いだった
私の人生は特別じゃなくて普通なの?
20代。
化粧を覚え、身なりを整え、社会に出ていくようになる。
お金も、自由も、若さも手に入った
なにかロマンチックな特別なことが起こるんじゃないか?
そんな淡い期待を抱き毎日を過ごす
しかし現実は毎日仕事が頭一杯で他を考える余裕もなく、勿論特別なアクシデントは起こる気配もしない
私の人生は普通なのかもしれない
普通は嫌だけど
普通から逃れられないかもしれないと戸惑っていた
普通でも良いのかもしれない
30代の今。
10代の私が知れば失望し
20代の私を落胆させてしまうくらい
普通の人間に出来上がった
それでも
普通な体、普通の結婚、普通の仕事
不自由なものはない
普通こそが幸せなのかもしれない
と思えるほど。
これからの人生は
【普通】という言葉に踊らさせずに素直に生きていきたい!
そう思う今日この頃