※愛犬の最期も含まれます。読むのが辛そうな方などはブラウザバッグお願いします!
「犬が飼いたい」きっかけは子どもの一言。
学校にも行けずいつも家に一人でいるし、気晴らしに散歩をして外にでるキッカケになれば…とでも両親は思ったのだろうか?
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わたしが中学生の頃、家族にラブラドールレトリーバーを迎えた。真っ白な女の子。
やんちゃで人懐こく、なんなら飼い主の私よりも他人に懐いてしまうような番犬には全く向かないワンコだった。
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ワンコの毎日の散歩は欠かせない。
引きこもりがちだった私も散歩で外に出て近所の人とコミュニケーションを取れたりもしていった。それだけでも感謝だが、
数年後、病気で仕事を辞め家に居ざるを負えなかった父にとって、愛犬の存在は大きくいつも一緒に過ごすよきパートナーとなり、雨の日も雪の日も一日に何度でも散歩にでかけ気晴らしになっていたようだ。
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父の病気は進行し長い入院生活となる。
他の家族が代わる代わる散歩に行く毎日、それを数年続けていった。
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犬は人間より早く歳をとる。
愛犬ももちろんそうで日々お年寄りの顔つきになり白髪も増えていった。
ペットを飼った人には共感してもらえると思うが老犬はパピーの頃とは違う可愛さが溢れてとても愛くるしい。
それと同時に残り少ないかけがえのない時間を大切にしなければ。
飼い主はそう思う時が必ずくる。
私ももちろんその一人だった。
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後ろ足が弱くなり立ち上がるのも一苦労。
大好きだった散歩も渋るようになる。
食欲がなくなる。
がっちりした体から骨が浮き出てくる。
愛犬の老化は目に見えて進んでいった。
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寝たきりになったもののどうにか1日一秒でも長く生きて欲しいー。
口元に水分や流動食を持っていくも愛犬の口が開くことはなかった。
排泄もなくなりいよいよ心の準備をしていた。
最期の最期、愛犬は口を開き水分をとったその数分後、息を引き取った。
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愛犬がなくなって7年。
ホームセンターに行くと未だに心が辛い。
というのも数多くの老犬用の流動食や口に流し込むアイテムなどが多数品揃え。
これらを駆使すれば愛犬はもっとご飯を食べられたのではないか?
大きめのキャリーワゴンを見ては、足が不自由になり散歩を渋った時はワゴンに乗せていつもの散歩道の空気を味わせてあげればよかった。
愛犬にできることがもっとあったのではないか…と。
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当時は毎日のお世話で手一杯。できることはやったのだとも思う。
それでも後悔の念が時々突然やってくる。
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今、最愛のペットとかけがえのない時間を過ごしている人には、ホームセンターやECサイトで色々なペットグッズを見てほしい。
きっと思い出に残るモノ、役立つモノ、がたくさんあるハズ。
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余談ではあるが後悔の中の大きな希望は
ずっと寝たきりで入院中だった父とヨボヨボの愛犬を再開させてあげたこと。
数年ぶりだった。
その1ヶ月後愛犬は虹を渡り、父も数ヵ月後亡くなった。
ずっとパートナーだった二人を再開させた瞬間のことは今も記憶に大きく刻まれている。
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愛すべきペットと、家族と。一緒に過ごせる時間は当たり前だけどそれはとてもかけがえのない貴重で幸せなこと。
父と愛犬が私に教えてくれた。
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